キッチンに電熱コンロ一口では、いまどきの「一人暮らし」は応援できません|編集長ブログ

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公開日:2014年2月17日
更新日:2019年11月19日
キッチンに電熱コンロ一口では、いまどきの「一人暮らし」は応援できません|編集長ブログ1

こんにちは。大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」の統括編集長の上田です。今回は、「賃貸経営お役立ち情報」をお届けします。一人暮らし社会人の実態についての調査をご紹介します。

昭和のありえない設備は一人暮らし社会人のニーズに合わない!

データから「一人暮らし社会人の半数以上は平日に家で夕食を作っている」と分析

株式会社オウチーノ・オウチーノ総研さんの公表による、「一人暮らし社会人の『家事』実態調査」。まだまだ先行き不透明な経済環境、熾烈な仕事環境・・・何かと厳しい現在(いま)の世の中、懸命に一人暮らしを続けている社会人の日常の食生活における「奮闘」ぶりが、一部、垣間見える内容となっています。たとえば・・・「料理は25%が『毎日行なっている』と回答。全体の82.2%が週1回以上行なっていると回答」「同じく料理は、平日、帰宅してから23時までの間に行なう人が54.7%を占めた」これらの回答から、オウチーノ総研さんは、「日によって外食をすることもあるだろうが、一人暮らしの社会人の半数以上は平日、家で夕食を作って食べることが習慣になっていると考えられる」と、分析しています。つまりは、狭いキッチン、極小シンク、そこに加えて、電熱コンロ、それもたったの一口のみ・・・そんな、いわゆる昭和の旧式仕様の物件では、こうした自炊生活を続けるにあたっては当然のこと「不便」!彼らのニーズには、「ほぼ満足に応えてあげることができない・・・」と、いったことにもなりそうです。
つまり、逆に言えば、自炊がしやすい、キッチン環境充実の物件は、痛手な出費となりがちな外食費用を抑え、食生活を豊かにもしてくれる、彼らにとって「頼れる物件」。もちろん他の条件にもよりますが、「キッチン環境の貧弱な物件と競合した際、勝てる可能性はつねに高い」そんな風にも言えそうです。

「電熱コンロ」をもし使用していたらすぐに取り換えを

ちなみに、上記に挙げた「電熱コンロ」(電気コンロ、クッキングヒーターなど、ほかにも様々に呼ばれますが、要は、電力によって高熱を発する発熱体上に鍋などを載せるタイプのものです)ご存知のオーナーさんも多いことと思いますが、過去より危険性も指摘されています。
たとえば、「スイッチが入っているのに気づかずに上に物を載せてしまい、発火!」と、いったうっかり事故や、とりわけスイッチが外部に飛び出している形状のものにあっては、「気づかぬうちに体や物が当たり、スイッチが押されてしまう」こともあるため、特に危険であるとして、強く注意が呼びかけられているところです。
入居者の命や財産を守るためにも、大切な物件を思わぬ損害から遠ざけるためにも、もしもあれば急いで取り除いておくべき、「古き時代のありえない設備」と、いってしまっていいでしょう。

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