ご近所さんの幸福感は伝染する?アパート・マンションはまさにその舞台では!|編集長ブログ
こんにちは。大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」の統括編集長の上田です。今回は「賃貸経営お役立ち情報」です。「幸福感は伝染する」という記事から、より良い物件にしていくためのヒントをひとつご紹介します。
オーナーさん自身の幸福感が入居者に伝われば、長期入居や内見成約率のアップにもつながる
先日インターネット上、調べ物をしていて、偶然、面白い記事を見つけました(以下参照)
載せているのは「AFP BB NEWS」。
ちなみに内容は、要約するとこんな感じです。
・人の幸福感は他人に伝わりやすい
・同居人よりも友人や隣人からのほうが伝わりやすい
・一方、職場では幸せな同僚がいてもなぜか影響を受けにくい(社会的状況が感情の伝染を抑制している可能性があるとのこと)
そしてなんと、結果・・・
「幸せな友人が1マイル以内に住んでいれば、自分も幸福感を感じる可能性は25%増加する」「近くに住む兄弟姉妹の場合は14%」
「隣人の場合は・・・34%増える」
注目してください。隣人の場合は34%も増える、というのです。本当かな?と、一瞬私は思いました。
ですが、考えてみてください。たとえばある夕方、ご近所を散歩していると、ふと、子どもさんの歓声が響き、そばのおうちを覗いてみると、リビングではお誕生パーティ。ご家族で歌うお祝いの歌が聞こえてくる・・・「その時無性に腹が立った」などという人はよほどの変わり者ですね。
普通は、関係のないこちらまでが、つい、微笑みたくなってくるような、幸せな気分にさせられてしまうのではないでしょうか。
それがたとえ週明けからのハードな仕事を控えた日曜日の晩であったとしても・・・
「よし、また一週間頑張るか!」やる気、パワーまでがもらえてしまうというものです。
そう思えば、いかがでしょうか、上記の研究結果、幸せな隣人達の暮らしている中で暮らしているとその人も幸せになりやすい・・・は、多分、本当のことなのではないかと私は思います。
さて、そこで考えてみると・・・あるタイプのオーナーさんは、実は、大変大きな武器をもっていることがわかります。そのオーナーさんとは・・・
物件のすぐそばに住まれていて、その暮らしぶりや姿を入居者が普段垣間見ることのできるオーナーさん。たとえば、ご自宅敷地内で賃貸経営をされているオーナーさん。ご自宅兼アパート・マンションに住まれているオーナーさん。
どういうことでしょうか?そうです。上記の研究結果が正しいとするならば、そのオーナーさん自身が毎日を幸せに暮らしていれば、その幸福感は、「隣人」である入居者の皆さんにも、やはり伝染しやすいのです。
そのことは、当然ながら、入居者の皆さんに、長くその物件に暮らし続けてもらえることにも繋がりそうですし、一方で、入居者同士が仲良くなることにも、マナー違反の不良入居者が出現しにくくなることにも、多分、好影響を与えそうです。
さらには、幸せそうなオーナーさんが、笑顔でにこやかに物件案内に登場すれば・・・部屋探しに訪れた内見者も、「ここでなら楽しく暮らせそう・・・」そう思う可能性は、きっとより高まるのにちがいありません。