賃貸経営オーナーも要注目?「賃貸不動産経営管理士」の国家資格化に向けて検討会を設置
こんにちは。大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」の統括編集長の上田です。今回は、「賃貸経営お役立ち情報」をお届けします。民間資格、「賃貸不動産経営管理士」についてご紹介していきます。
年々受験者は増加。チャレンジするオーナーも増えている
「主に賃貸アパートやマンションなど、賃貸住宅の管理に関する、知識・技能・倫理観を持った専門家」を認定するとする民間資格、「賃貸不動産経営管理士」。国家資格化に向けての検討会を設置する・・・旨、制度を運営する一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会が公表しています。
国土交通省がこの秋に設置を予定している「賃貸住宅管理業者登録制度見直しのための検討会」との連携をはかりながら、検討を進めるとのこと。世の中に資格制度が増えることについては、賛否、是々非々・・・?色々と意見も聞かれるところですが、賃貸住宅の管理、という、私達にきわめて身近なこの分野においては、たしかに昔とは違って、法律知識などの専門性、あるいは、人権、モラルなどといった部分での見識を求められる度合いがより深まっては来ています。
賃貸不動産経営管理にかかわるエキスパートを名乗ることに「公(おおやけ)のお墨付きを・・・」と、いうのは、いまの時代の流れとニーズに的確に沿ったことと言えるのかもしれません。
なお、賃貸不動産経営管理士は、受験要件の設けられていない、誰でも受験できる資格です。(合格後、資格登録をして「賃貸不動産経営管理士証」の交付を受けるなどするには要件アリ)法律、物件管理等にかかわる知識をより深く身につけたいオーナーさんにも、もちろん門戸は開かれています。実際に、チャレンジされるオーナーさんも少なくないとか。
昨年11月に行われた試験では、4188人が挑戦し、3219人が合格。合格率は76.9%。有資格者は、累計で2万8836人となっているそうです。※2015年8月時点
受験について、詳しくは下記に掲げるうちの下段、賃貸不動産経営管理士協議会のサイトをご覧下さい。