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カビの季節。お風呂とエアコン二つの事前対策
2010年06月10日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
木曜日は「編集長のよろずコラム」をお送りします。
梅雨の季節になりました。
この時期、
悩まされることの多いのが「カビ」です。
今日のお話は、特に悩みの種となりやすい、
お風呂のカビと、
エアコンのカビについての対策です。
お風呂場のカビは、いやなものです。
身体を清潔にしたいがための入浴なのに、
黒ずんだカビがあちらこちらで繁殖・・・
そんな状態が気にならない方はあまりいないでしょう。
ところでお風呂のカビは、一体何を糧としているのでしょうか。
実は、彼らの栄養源は、飛び散った石鹸の泡や、
人の垢などの汚れなのです。
カビの温床とならないよう、お風呂から上がる際は、
壁、床、浴槽などをシャワーで洗い流しましょう。
但し、カビは温かいと繁殖しやすくなりますので、
お湯のシャワーのあと、
仕上げに水のシャワーをかけ、お風呂場の温度を下げて
おくことをおすすめします。
さらに、専用のタオルなどを用意し、
カビがとり付きやすい水滴を拭きとっておけば、
より効果的です。
そのあとは、しばらく換気扇を回し、
お風呂場から湿気を抜きます。
さて、
お風呂のカビは、健康被害とともにその見た目が
よくないことが悩ましいのですが、
目に見えないことで悩ましいのがエアコンのカビです。
機器の内部に繁殖すると、
エアコンをかけるたび、カビや胞子が部屋中に拡散します。
最近はある程度のカビ対策をほどこした商品も
市場に登場しているようですが、
そうした工夫がされていない古い機器を使用している場合、
効果的なカビ対策のためには、
若干の手間が必要です。
具体的には、
「カビ対策のほどこされたエアコンの真似をする」のです。
新型エアコンのカビ対策については、
機器によって、いくつかの方法が工夫されていますが、
その中に、
「冷房運転後、
一定時間、ただの『送風』を行なってから運転を停止する」
というものがあります。
冷房運転で結露した機器の内部を乾燥させ、
カビの温床である湿気・水滴を排除するという仕組みです。
あるいは、
冷房運転停止後におこる結露を防ぎます。
これを真似して、
「冷房のあと、しばらく送風してから運転を止める」
ことを習慣付けると、効果があるようです。
以上のこと、
われわれ賃貸住宅のオーナーとしては、
何らかの形で入居者の方にも「伝授」できると、
お風呂の美観維持、エアコンの性能維持の面からも、
より有益かもしれません。
日本で最初の「アパート」はいつ出来た?
2010年06月03日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
木曜日は「編集長のよろずコラム」をお送りします。
ところで、賃貸経営マガジン編集長であり、
アパートオーナーでもある私ですが、
日本での「アパート」の始まりはいつだったか、
ご存知ですか?
「それは判らないよ。江戸の長屋があるし、さらにもっと昔から
賃貸住宅はあったのでは?」
そのとおりなのですが、
長屋とは別の賃貸用共同住宅として認識され、
また、
長屋のようなテラスハウス的形態ではなく、
一階に何部屋、二階に何部屋・・・と、
建物が積層構造になっているもの(まさにアパート)。
こう定義づけると、実は、その元祖ははっきりしています。
明治43年11月6日、
上野公園に隣接した花園町1丁目(当時)に建てられた
共同住宅、
「上野倶楽部」がそれであるとされています。
どんな建物だったかを知るとびっくりします。
なんと、木造5階建。
戸数、60戸(資料によってはさらに多い旨の記述も)。
外観は洋風。
辺りを見下ろしながら、聳え立っていた様子です。
洗面所、お風呂は共同。
また、やはり共同でしたが、
すでに電話も設置されていたとのこと。
当時の人々の憧れを集めたであろう、
モダンな風景が想像されます。
公務員や会社員、教員が主な入居者だったということです。
この上野倶楽部が建ったその日が、
いま、「アパート記念日」となっています。
その後、大正12年、
東京市営のアパートとして「古石場住宅」が建てられました。
これは、大正5年に長崎県の端島(軍艦島)に建てられた
「炭鉱住宅(社宅)」を別とすれば、
鉄筋コンクリート造によるアパートとしての最初の例、と
されています。
梅雨のあれこれ
2010年05月27日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
木曜日は「編集長のよろずコラム」をお送りします。
間もなく梅雨の季節です。
気象庁のサイトを見ると、
関東甲信地方の昨年の梅雨入りは6月3日頃、
梅雨明けは7月14日頃と記録されています。
なお、同じく気象庁は、
「6月8日頃の梅雨入り、7月20日頃の梅雨明け」を
関東甲信地方のいわゆる「平年」値としています。
さて、今年はどんな様子となるのでしょうか。
ところで、梅雨はなぜ「梅雨(ばいう)」と書くのでしょうか。
諸説あって、
ウメの実の熟する時期の雨なので「梅雨」、
また、
カビ(黴・ばい)の生えやすい頃の雨であるため、
「黴雨(ばいう)」とも書かれたものが、
「梅雨(ばいう)」に変わり、
そこに「露・つゆ」の音が当てられたなどとされています。
なお、五月雨と書いて「さみだれ」と読みますが、
旧暦の時代は、梅雨の時期の雨を指していました。
旧暦と新暦のずれによるものです。
旧暦の5月が、今の6月頃を概ね指していたためです。
ですので、「五月晴れ(さつきばれ)」は、
元来、梅雨の晴れ間を言った言葉です。
しかし、いまは気象庁も、
この言葉を5月のさわやかな晴天を意味するものとして
使っているようです。
北海道には梅雨がないと言われます。
これは北上してきた梅雨前線が、本州辺りで停滞したあと、
南の太平洋高気圧の勢いに圧され、
足早に北海道上空を北へ駆け上がってしまうため、
もしくは、その活動を弱めてしまうためです。
また、小笠原諸島にも梅雨がありません。
梅雨の時期、この地域は太平洋高気圧の圏内にあるため、
梅雨前線が南下できないことがその理由です。
おすすめの「あじさい寺」
2010年05月20日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
木曜日は「編集長のよろずコラム」をお送りします。
私の暮らす鎌倉はそろそろアジサイの季節を迎えます。
そこで先週のこの記事では、
アジサイについての豆知識を紹介しました。
今週は、私からおすすめの鎌倉のアジサイの名所を
紹介したいと思います。
それは「成就院」です。
「あじさい寺」と呼ばれるお寺としては、
北鎌倉の明月院(めいげついん)が最も有名ですが、
成就院(じょうじゅいん)のアジサイも見事です。
成就院は、大仏のある長谷の海寄りから極楽寺へ
向かう途中の高台にあります。
鎌倉幕府三代執権・北条泰時が建立したといわれる
お寺ですが、
当時の伽藍は新田義貞による鎌倉攻めの際、
激戦地となり焼失。
その後、別の場所に移っていましたが、
江戸の元禄時代になって、現在地に戻ったとされています。
お寺へ続く階段沿いに色とりどりのアジサイが咲き、
そこからは鎌倉の海、由比ヶ浜も見渡せます。
なお、この階段の段数は「煩悩の数」と同じ、108段。
また、お寺の話によれば、アジサイの株数は262株です。
これは般若心経の字数と同じです。
アジサイを堪能できるだけでなく、お経の力も借りながら、
煩悩を洗い流せるということでしょうか。
門前を横切る通りは、「極楽寺坂切通し」といい、
鎌倉七口のひとつです。
但し、のちの改修があったため、
今の道路は鎌倉時代の道筋よりも掘り下げられています。
訪問の際、利用しやすいのは江ノ電極楽寺駅です。
列車を降りたあと、極楽寺坂切通しへと進んで
成就院にお参り。
そのあと、アジサイを愛でながら長谷方面に向かうと
よいでしょう。
なお、アジサイのおすすめスポットとしては、
ほかにも、北鎌倉方面ならば東慶寺、浄智寺、建長寺が。
二階堂方面ならば覚園寺。
長谷方面ならば長谷寺、光則寺などがあります。
↑ 成就院付近から見た由比ヶ浜です。
アジサイのことあれこれ
2010年05月13日こんにちは。
大家さんのための賃貸経営マガジン「オーナーズ・スタイル」
編集長の上田英貴です。
木曜日は「編集長のよろずコラム」をお送りします。
大型連休も終わり、もう少しすると、
梅雨の季節です。
私の暮らす鎌倉では、あちこちのお寺の庭や、
家の庭先などに、アジサイが咲きほこります。
アジサイについて、豆知識を紹介しましょう。
この花は、古くから日本にあって、
万葉集にも詠われています。
しかし、実は私達がよく見かける、
花が手毬状に咲くアジサイは、セイヨウアジサイというもので、
日本古来のものではありません。
日本にもとからあったアジサイは、
こんにち我々が「ガクアジサイ」と呼んでいるものです。
やや平べったい花を咲かせます。
それがヨーロッパに伝わって品種改良され、
逆輸入されました。
いまや見事に日本の風景に馴染んでいます。
アジサイを漢字で書くと、「紫陽花」です。
ところが、これにはどうやら大きな間違いが
あるらしいのです。
話はまたも外国絡みです。
「紫陽花」は、唐の詩人白居易が、ある花を見て、
「この花の名を知る人がいない」
として、詩の中で命名したものですが、
どうやらその花はアジサイではなかったようなのです。
「ライラックである」
という説が有力です。
白居易の詩を見て「紫陽花」の字をアジサイに当てたのは、
源順(みなもとのしたごう)という平安時代の学者でした。
アジサイがヨーロッパで広く知られたきっかけのひとつに、
江戸時代に来日したドイツ人医師シーボルトによる紹介が
あります。
シーボルトは、その際、アジサイの名前の中に
わざわざ「オタクサ」という不思議な言葉を入れました。
有名な話ですが、
これは日本での彼の愛妾、
楠本滝の名(お滝さん=オタクサ)であるとされています。
来週は、
私の推薦する鎌倉のアジサイの名所を紹介しましょう。